金子 靖代氏|シーボン|インタビュー

お互いに支え合う風土が制度を生かす。

女性管理職比率86.3%※1を実現し、東洋経済新報社の「女性管理職が多い会社50社ランキング」※2で2年連続1位に輝くなど、女性活躍推進のリーディングカンパニーとして注目を集める化粧品メーカーの株式会社シーボン。05年に代表に就任以降、女性が年齢や環境に関わらずやりがいをもって働くための仕組みづくりに注力してきた金子靖代社長にお話を伺いました。

※1:2017年3月末時点 ※2:「CSR企業総覧」2018年版データより

―「ウェルカムバック制度」(再入社制度)「ショートタイム正社員制度」(8時間未満勤務の正社員制度)など、多様な働き方ができる制度を整えられていますね。

「制度を作るのがゴールではなく、“社員が安心して活用できる環境を整える”ところまで考えることが大切だと思っています。そのために2013年に『ES向上推進室』を新設しました。実際に制度を利用する社員のリアルな声を拾い上げることで、実態に即した新しい制度が生まれたり、より多くの社員が制度を活用しやすくなる環境づくりが進んでいます。

―活用を推進する環境づくりについて教えてください。

「ひとつは、社内報での啓蒙活動です。育児休暇取得者の動向や、育児や介護と仕事を両立している社員、60歳を過ぎても現役で働く社員、パートナーの育児参加の様子など、制度を活用して活躍する社員の情報を詳しく紹介しています。まだ制度を利用していない社員も、いずれ自分が育児や介護をする立場になっても、こんな風に働き続ける道がある、と知ることができます。また育児や介護と仕事を両立する生活を理解することで、支える側の社員も、納得感を持って働けるのではないでしょうか。

もうひとつは『C’BON Family Day』です。パートナーや子ども、両親を会社に招待し、仕事体験や交流会を実施しています。女性社員が働き続ける中で、家族の理解や協力は必須です。また、ご家族の姿を見ることで社員同士の相互理解も深まり、感謝や労りの気持ちを持てるようになります。」

―今後の目標は。
「より従業員満足度を上げていくことですね。引き続き、現場の“本音”と向き合って、どんなライフステージにおいても働き続けることができ、評価も受けることができる環境を作っていきたいです。

女性がイキイキと活躍することは、社会全体の活力につながります。化粧品メーカーとして、お客様にキレイになる喜びや夢を提供するとともに、女性が仕事でも輝き続けていける社会づくりに積極的に貢献していきたいと思っています。」

金子 靖代

Profile

金子 靖代

株式会社シーボン
代表取締役兼執行役員社長

1984年シーボン札幌支社へ入社。美容社員として配属。翌年、東京本社へ異動し、ネイルサロンに勤務。ネイリストとして活躍後、美容部教育担当となる。1989年化粧品開発を希望し企画室を立ち上げ、現在の主力製品「フェイシャリスト」シリーズの開発に携わる。その後、取締役に抜擢され管理部を担当。2002年に専務取締役、2004年に取締役副社長を経て、2005年に代表取締役社長に就任。2009年にはジャスダック上場、東証2部を経て、2013年に東証1部に上場。