対馬 ルリ子氏(産婦人科医師) × 吉川 千明氏(美容科)|インタビュー

体と心のコントロールを身につけ 自分らしく輝く人生を

日本を代表する産婦人科医とオーガニック美容の先駆者であるふたり。ライフワークとする「女性ホルモン塾」では、well‐beingを実現するための情報を時代に先駆けて発信し続けている。

「女性ホルモン塾」について教えてください。

対馬:セミナーでは、女性ホルモンや更年期に関する正しい知識と、健やかに過ごすための体や心のケアなどを紹介しています。2002年に立ちあげて、もう15年続けています。
吉川:きっかけは、対馬先生と食事をしていて、そこで女性ホルモンに関する情報を教えてもらったら自分にとってとても助けになったんです。そこでまず私のお店で、メディアの人達を集めてお話してもらったのが始まり。私自身、38歳くらいからプレ更年期で体の不調がひどく、色々な科を受診したんですがなかなか良くならなかったんですね。心もダウンしてしまって……。その時、対馬先生に低用量ピルを処方していただいたら、ホルモンバランスが整って一気に全部の症状が解消したんです。
対馬:それで、女性ホルモンの正しい知識を持ってコントロールしていくことが、女性の健康や美、ひいては社会的な活躍にも繋がるよね、と考えて。二人でさらに勉強を重ねて、一般の方向けにセミナーを開くことにしたんです。これまでにトータル120回開催してきました。

すごい回数ですね。

吉川:いいと思ったらやめない、という特徴がありまして。私たちしつこいんです(笑)。
対馬:(笑)。自分たちの生きがいであり、楽しみになってますから。HAPPY WOMANのテーマでもある、”イキイキ、ワクワク“生きていくために必要なことって、自分が好きなもの、自分がやりたい事をやって生きていくことだと思うんですね。そのためには、体力も気力も必要。女性ホルモン塾を通じて、自分の体調や生活をコントロールして、《自分の人生を自分のものにする、自分が好きな自分になれる》、そのお手伝いをできるのが嬉しいんです。

吉川:私自身、ホルモンバランスを整えて体調がよくなったことで、40代以降も新たな仕事や趣味、色々なことにトライすることができて、人生が一段と楽しくなりました。私の役割は、自分の得意ジャンルであるオーガニックや漢方の知識、美容に関する情報を伝えることや、一般人の目線で医学的な内容をわかりやすく翻訳すること。そのためにも、プロのジェネラリスト(広範囲にわたる知識を持つ人)であらねば、と思っています。

対馬:医療でも、スペシャリストは多いけど、ジェネラリストってほとんどいないんです。私も「治療」よりももっと幅広く、女性の心身のトータルな健康に寄り添える総合的な女性医療を確立していくのが目標です。

読者のみなさんにメッセージをお願いします。

対馬:自分の体と、自分の人生を大事にしてほしい、と思います。女性の平均寿命は87歳。自分らしく輝いて生きなきゃもったいない! 今やっていることが明日の自分を作るし、今日食べたものが明日の体になる。それを意識して、ぜひ、自分が生きたい人生を描いて生きてほしいです。
吉川:「すべての人が、HAPPYになれるチケットを持っている」と私は考えています。そのことをみんなに気づいて欲しい。人それぞれ、必ずそのひとに与えられた役割や意味があるし、それがわかったら絶対にHAPPYになれる。それを探すお手伝いが、私たちの仕事でもあると思っています。

対馬 ルリ子

Profile

対馬 ルリ子

産婦人科医師、医学博士。医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス理事長、 対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長。03年に女性の心と体、社会とのかかわりを総合的にとらえ女性の生涯にわたる健康を推進するNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立、全国約600名の医師、医療保健関係者と連携し啓発活動や政策提言を行っている。

吉川千明

Profile

吉川 千明

美容家・オーガニックスペシャリスト。1991年に起業、97年オーガニックコスメ『ジュリーク』の日本旗艦店を立ち上げ。08年オーガニックコスメのPRオフィス『ビオ代官山』設立。オーガニックブランドのコンサルティング、催事のプロデュース、ナチュラル&オーガニック製品のPR・教育・デザインなどを手掛ける。働く女性の保健室「さくら治療院」代表。