実際の夫婦、雛形あきこと天野浩成が夫婦役で映画初共演
コロナ禍だからこそより強く感じてしまうアンコンシャス・バイアス【unconscious bias】。ジェンダーバランス改善、「女性の生き方・働き方」を考える、短編映画『アンコン』が2021年3月末よりオンラインにて配信。主演は雛形あきこと天野浩成が夫婦役で映画初共演。
アンコンシャスバイアスを考えるきっかけに
「女性のエンパワーメント推進と社会活性化」および「女性の力によるSDGs推進」を目的としているHAPPY WOMAN実行委員会(事務局:一般社団法人HAPPY WOMAN)は、ジェンダー平等の社会実現に向けて、国連が制定している3月8日の「国際女性デー」を日本の新たな文化として定着させるべく、2017年より『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』を全国各地で開催。
先日の国際女性デーでも、約600のメディアに報道された注目のイベントを展開しています。
約50社のメディアの皆様にお越しいただき、約600メディアに露出!『国際女性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs』 大盛況のうちに終了 https://happywoman.online/event/[…]
この度、国際女性デーをきっかけに考える、「アンコンシャス・バイアス」を男女双方の目線で描いた共感型短編映画を、映画製作会社のGUM株式会社と共同で企画し、2021年3月末より、HAPPY WOMAN公式サイトにて配信することを決定致しました。
社会的背景
国連開発計画(UNDP)が発表した「ジェンダー不平等指数(GII)」において、対象国162か国中、日本は23位(2018年)。この数字からも長年にわたり日本では不平等が是正されていないことがわかります。また、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標において、「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」は他のすべての目標と不可分であると明記されており、ジェンダー平等はSDGsの実現になくてはならない横串です。
また、HAPPY WOMAN公式サイトにて2020年7月に発表している調査結果で浮き彫りになった、「テレワーク下においても働く女性の75%が5割以上の家事を負担」という課題において、「家事・育児」を家族でいかに協力できるのかも重要な要素となっています。
【連載・後編】 NEW NORMAL時代に考えるWithコロナの働き方 忙しさを感じている働く女性に、新型コロナウイルス感染拡大前・後に調査を実施。感染拡大後のテレワーク経験率は2.4倍に増加するも全国平均では26%にとどまり、エリア[…]
このような課題解決に向けて、日本発のジェンダー平等をテーマにした映画を製作し、この作品を通じて、日頃の生活の中からジェンダー平等について考えるきっかけをつくり、50:50の環境づくりや、すべての人たちが幸せに生きられる社会の実現に向けて貢献していきます。
作品情報
コロナ禍で夫婦が不仲になる中、
相談している友⼈たちの⽣き⽅・働き⽅にも刺激を受けながら
⾃分たちなりのHAPPYを⾒つけていくストーリー。
5歳児のこども、凛(りん)をもつ、一般的な30代〜40代の夫婦。共働きで子供を保育園に預け、夫婦共に一生懸命な生活を送っているが、家事においても、育児においても、夫、大翔(ひろと)は仕事中心で協力的ではない。そんな日々に、フラストレーションを感じている妻、幸(ゆき)。コロナ禍にお互いがテレワークになった現状で、あらゆる不満が起きてくる。普段は、顔を合わせていないから許せていたことが、過ごす時間が増えたことにより、些細なことで喧嘩するようになってしまう。
普段は気づくことのなかった妻への負担の多さを知る、ひろと。夫が一生懸命、家族のために仕事へ向き合っているからこその行動や言動であったことを理解する、ゆき。無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)は、役割をただ、分担するだけで成立するものではなく、互いの想いを共有することなど、小さなことの積み重ねが大事だということに気づき、夫婦は成長し、⾃分たちなりのHAPPYを⾒つけていく。
■出演:雛形あきこ/天野浩成
■エグゼクティブプロデューサー:関⼝忠宏/⼩川孔⼀
■プロデューサー:オシア ウコ
■監督:天野裕充
■脚本:葦澤 恒/天野裕充
■2021年3月末より配信開始(予定)
■配信先:HAPPY WOMAN 公式サイト https://happywoman.online/
■再生時間:約30分
■視聴:無料
作品概要
皆さんは、知らず知らずの内に大切な人を傷つけてしまっているかもしれません。この映画は、そんなアンコンシャス・バイアス=「無意識の偏見」を日常のさりげないシーンを切り取ることで、自分自身に置き換え、みなさんに理解、共感、感動いただける作品となっています。
主人公の共働き夫婦の妻、藤村幸(ゆき)を演じるのは、雛形あきこ。昨年ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』で東京・大阪と公演を行い、コロナ禍の影響前では、映画『神の発明。悪魔の発明。』や「特捜9 season3」、「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜SEASON4」「オトナの土ドラ 仮面同窓会」のTV等でも活躍。
そして夫、藤村大翔(ひろと)役には、雛形あきこの実の夫でもある、俳優の天野浩成。今作では、実際の夫婦でもあるこの二人が、5歳児の子供を持つ30代〜40代の夫婦を熱演しており、無意識の偏見に対するヒントと気づきを提案しています。
主演コメント
雛形あきこ
妻:藤村 幸(ゆき)役
昨年から生活が一変した。と言うセリフが今誰にでも当てはまります。正直、こんなに長い時間家族や大切な人と一緒に過ごしたことは無かったのではないでしょうか。だから、想像もしていなかったはずです。一緒にいることで、自分でも気がつかない我慢。相手を思いながらも、すれ違ってしまうストレス。突然の変化に大切な人と一緒に乗り越えられるよう、そのきっかけに少しでもなれたらうれしいと思います。
天野浩成
夫:藤村 大翔(ひろと)役
この作品は夫婦で共演をさせて頂くのですが、なかなか無い経験で「楽しみ」という感情の他に、いつも作品に入る前の緊張感とはまた別の緊張感が何故か沸いてきています。この作品はコロナ禍での夫婦、家族の在り方を描いているのですが、最近話題になっているコロナ禍での家庭問題をお芝居とはいえ自分が経験することが、その緊張感に繋がっているのかも知れません。その緊張感、圧迫感に負けず、作中ではこの役を精一杯表現出来たらと思います。近くにいるだけにすれ違ってしまう。その為にどうしたら良いか。その様な作品です。ぜひ男女問わずすべての方々に観て頂けたら、そして夫婦ご一緒に観て頂けたらより一層嬉しく思います。