10th Anniversary『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』|協賛・寄付・パートナー募集中

「ミュゼ活」で自分を整える時間―美術館へ作品に会いに行く―|HAPPY WOMAN ACADEMY

「ミュゼ活」で自分を整える時間―美術館へ作品に会いに行く―|HAPPY WOMAN ACADEMY
  • URLをコピーしました!

日々、仕事や家事、誰かのために頑張り続けていると、ふとした瞬間に「このままでいいのかな」「新しい刺激がほしい」と、停滞感やモヤモヤを感じることはありませんか。

私自身も、仕事や日常に追われて疲れがたまると、ポジティブなエネルギーを浴びたくなり、美術館やギャラリーを訪れます。そんな行為を、小説家・原田マハさんは「ミュゼ活」と名付けて提唱しています。

「ミュゼ活」とは:ミュージアム=美術館へ、親しい友人に会いに行くような気持ちで、気軽に足を運ぶ活動のこと。ただ作品を鑑賞するだけではなく、慌ただしい日々の中で立ち止まり、自分を「整える」きっかけになる時間。それが「ミュゼ活」なのだと思います。

デジタル疲れを癒し、「五感」を取り戻す時間

膨大な情報の中で生きる私たちは、知らず知らずのうちにデジタル疲れを溜めています。
ミュゼ活は、まさにその疲れをリセットする最適なデジタルデトックスです。

  • 静かな空間で、自分のペースで作品と向き合う
  • SNSの通知やタスクから離れ、内側の声に耳を澄ませる
  • 画面越しでは味わえない“本物”の色・質感・温度を感じる
  • 鑑賞後にはミュージアムショップやカフェで余韻を楽しむ

絵具の厚みや彫刻の陰影など、実物を目の前にしたときにしか感じられないものがあります。作家の息遣いを感じ取れる瞬間は、心をそっと解きほぐしてくれます。

「正解のない問い」から生まれる、新しい視点

仕事では常に「成果」や「正解」が求められます。しかし、アートの世界に明確な答えはありません。

●自由な解釈を楽しむ

「なぜこの絵に惹かれるのだろう?」
「作者は何を伝えたかったのだろう?」

――その問いを辿ることで、固定観念に囚われない思考力が育まれます。

●日常の“見え方”が変わる

アート鑑賞で磨かれた視点は、日々の風景や人との会話にも奥行きを与え、新しいアイデアや解決策を生むきっかけになります。

私の体験ですが、ある写実作品を見たとき
「本物そっくりに描けるということは、世界を細部まで“見ている”ということ」
と気づき、日常の観察力が自然と高まりました。

「誰にも邪魔されない」自分だけの贅沢な空間

美術館へ行くことは、義務でも誰かのための行動でもありません。自分の心を養う、静かな時間です。

【ミュゼ活を始めるヒント】

  • 全てをしっかり見ようとしなくて大丈夫
  • 仕事帰りに立ち寄れる夜間開館を利用する
  • 近所の小さな美術館・ギャラリー・カフェ展示から始めてみる
  • 心が動いたことを大切に
    「この色が好き」「よくわからない」――どんな感想もあなたの内なる声
  • 「わからない」時間こそ、実は豊かな時間。
    焦らず味わう中で、ある日ふと別の出来事とつながる瞬間が訪れる

おわりに

美術館では、教科書に載る巨匠から現代のアーティストまで、国内外で多彩な展覧会が行われています。近年は全国で芸術祭も盛んで、「アートを目的に旅をする」楽しみ方も広がっています。

作品には必ず作者の人生や思考の積み重ねがあります。

その背景に触れながら、時代や社会、平和や戦争について「少し一緒に考えてみる」場として美術館を使うのも有意義です。

「この作品にまた会いたい」
「あの美術館のカフェが好き」

そんな自分だけの“ミュゼ活”で、心をそっと整えてみてはいかがでしょうか。

参考文献:原田マハさん「ミュゼ活」のすすめ
https://share.google/dMUOglL3JS2aa1Qgv

【記事】仲野知花 (靴メーカーの開発・営業)
パンプスメーカーで靴の企画、現代美術ギャラリーアシスタント等を経て、現在は靴メーカーで働きながら、革・靴のキュレーション拠点を作りたいと画策中。趣味は美術鑑賞、冬の週末は狩猟に取り組む。

【アマテラスアカデミア8期生募集のお知らせ】
美容家・小林照子が主宰する私塾「アマテラスアカデミア(ATA)」では、8期生(15名)を募集いたします。ATAは、異なる分野の専門性を持つ女性たちが集い、互いに刺激し合いながら成長できる学びの場です。このプログラムでは、参加者が自らの力をさらに磨き、新たな可能性を広げられる環境をご提供します。あなたの専門性を活かして、新しい挑戦を始めてみませんか?たくさんのご応募をお待ちしています!

<募集要項公開・応募期間>
2025年12月13日(土)~2026年1月13日(火)

<応募資格>
・専門性を持っている25〜39歳(2026年4月1日時点の年齢)までの女性
・全8回の講義すべてに参加できること
詳細はアマテラスアカデミア公式ホームページ公式LINEをご覧ください。
Instagramでは、日々の学びの様子や、私たちの成長の記録も発信しています。
ぜひチェックしてみてください!

「ミュゼ活」で自分を整える時間―美術館へ作品に会いに行く―|HAPPY WOMAN ACADEMY

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

みんなにもしあわせをシェアしよう!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

各分野のプロであり使命を持つ女性リーダーの育成【アマテラスアカデミア】のメンバーが執筆する記事をお届けします。