講演内容
「食」が繋ぐ絆と未来
~時短・ヘルシー・おいしい!未来指向の家庭料理とは~
<講師>
由井 寅子(日本豊受自然農代表)
浅倉 ユキ氏/通称“あな吉”(ゆるベジ料理研究家、あな吉手帳術代表)
蒲生 美智代氏(NPO法人チルドリン 代表理事)
<日時・ステージ>
2017年3月8日(水) 【S-2】12:00〜12:40
@渋谷ヒカリエ 8/COURT
Profile
百姓・インナーチャイルドセラピスト・ホメオパス :
日本豊受自然農株式会社 代表取締役社長
NPO法人 元氣農業開発機構 理事
同種療法CHhom(シーエイチホム)学長
愛媛県の農家出身
東日本大震災の被災地をまわるボランティア支援活動の中で、これからの時代を健康・幸せに生き抜くためには、国民に安心安全な食を供給できるよう、農業を自然型に戻していくことが最も大事と気付く。2011年農業生産法人日本豊受自然農を設立。静岡県函南町で、自家採種など自然な種にこだわり、農薬・化学肥料を一切使わない、土づくりを重視する自然農に取り組む。2015年、農園でとれた無農薬野中心の豊受オーガニクスレストランを東京・用賀にオープン。2017年4月には地球を守るために、広葉樹林の復興をめざした林業もスタートする。
35歳の時に英国で潰瘍性大腸炎に倒れ、同種療法に出会い僅か2ケ月で完治。同種療法を学び日本人初の英国HMA認定ホメオパスとなり、ロンドンでクリニックを開業。1997年に同種療法の学校を設立、普及に努める。多くの難病患者の臨床経験から、健康になるには食事とインナーチャイルド癒し(抑圧した感情と価値観の解放)が不可欠と洞察、同種療法の三次元処方と合わせたZEN(禅)メソッドを確立、世界を牽引するホメオパスとして活躍している。
HAPPY WOMEN PROJECTに関わる思い
「女性が幸せになることで、家庭も、社会も地球も幸せになる」
世の中を幸せにしていくキーとなるのが、女性、特にお母さんが幸せになることです。私のもとには日々多くの女性が健康問題で相談に訪れますが、皆一様に心の問題を抱え、自分や子どもの愛し方がわからず心が悲鳴をあげている現実に驚かされます。生き辛さは、優秀でなければいけない、いい人でなければいけないなどの囚われの価値観で裁くことで生じます。どんな状況でも、心が幸せであれば人生も幸せなのです。価値観を緩め、幸せになる鍵は、どれだけだめな自分を認め、受け入れ、許すことができるかにかかっています。自分を許せる範囲が広がっていけばそれだけ、人を許せる範囲が広がっていき、愛が広がっていき、幸せが広がっていきます。特に、子どもを産み育て、命をつないでいく大事な役割をもったお母さんが幸せになっていくためのサポート体制づくりが大事と考えています。抑圧した、怒り、悲しみ、恐れの感情を解放し、本音を言える場所と共感してくれる人の助けが必要です。苦しみは自分を許すためにあるのだと信じ、自分の価値を自分に取り戻し、自分の足で自身の人生をしっかりと歩めるよう、少しでもお役にたてればと思います。
来場者の方々へのメッセージ
価値観や社会通念が女性が幸せに生きることを妨げています。本人がインナーチャイルド癒しをしてこれらの価値観を越えて行くことが大事なのですが、これら世の中の価値観や社会通念を変えていくことも大事なことだと思います。昨年12月に訪問したインドでは、日本と違う価値観を皆が持っていました。「人は生きている以上、迷惑はかけるもの。だからあなたも人からの迷惑を受け入れなさい」というものです。日本人からすると、なんとインド人は図々しいと思われるかもしれませんが、私はなんと素敵な価値観だと感心してしまいました。迷惑をかけずに生きるなんて実はできっこないのですから。人は持ちつ持たれつなのです。そして、人に対して、寛容な社会にかわっていくことが大切ではないでしょうか。許すことが愛です。一人一人が愛を発信すると同時に、社会全体も愛ある価値観に移行していくことが大事と思います。皆が心楽に生きられる世の中に少しでも近づいていきますように、心から願っております。
-万物生命、その存在自体に感謝し、命そのものを生きられんことを-