猛暑の夏、子どもたちの体調や行動に変化
株式会社小学館が運営する保育者向けメディア「HoiClue(ほいくる)」は、全国の保育者を対象に「保育施設の暑さのなかでの遊びや工夫」に関するアンケートを実施しました。
猛暑が続く近年の夏、子どもたちの体調や行動にさまざまな変化が見られる一方で、保育者は安全を守りながら遊びや生活を工夫している実態が明らかになりました。
調査概要
- 調査期間:2025年7月14日(月)〜7月28日(月)
- 対象:全国のHoiClueサイトユーザー
- 有効回答数:98件リスト
夏の暑さによる子どもたちの変化

保育現場から寄せられた声には、夏ならではの子どもの体調変化が多く見られました。
- 疲れやすく、だるそうにしている
- 給食の時間に眠くなることが増えた
- 外気温に左右されやすく、体調を崩しやすい
- 汗や寝不足による不快感や疲労
- 外遊びが制限され、体力が余って入眠が難しい
保育者が感じる大変さ
- 朝から気温が高く、涼しい時間でも外に出にくい
- 熱中症リスクでプールや園庭遊びが制限される
- 室内でも汗をかきやすく、水分補給に苦労する子どもが多い
- 子どもの体調管理や情緒の不安定さへの対応が課題
保育現場の工夫と取り組み
調査では、現場で実践されている工夫も数多く共有されました。
- 定期的な水分補給と環境整備
- 汗をかいた後の着替えルールの導入
- 涼しい時間帯に外遊びを実施
- 遮光シートやミストの活用
- 室内でも体を動かせる遊びを取り入れる
涼を感じる遊びアイデア
猛暑でも子どもたちが楽しめるように、保育者たちは多彩な工夫を凝らしています。
- 春雨や寒天を使った感触遊び
- 氷のお絵かきや氷づくり
- 室内での水遊びや感触あそび
- 新聞紙をプールに見立てたダイナミック遊び
- 蝉の声や写真を使った自然観察
まとめ|猛暑時代の保育に必要な工夫とは
猛暑や熱中症リスクの高まりにより、保育施設では子どもの健康と安全を守りつつ、発達に必要な遊びをどう確保するかが大きな課題となっています。
今回の調査結果は、保育者同士の知見共有や社会への現状発信につながる貴重なデータです。
出典・参考情報
本記事は、株式会社小学館が2025年9月5日に発表した PR TIMES公式リリース をもとに、HAPPY WOMAN編集部が再構成・ご紹介しています。
▶︎ 原文はこちら(PR TIMES)