年齢を重ねるにつれて、なんとなく不調が始まる方も多いのではないでしょうか。
今回はまだ病名がつかない「未病」に対しての日々のセルフケアについて、東洋医学的にお話しをしていきます。
1.東洋医学って?
東洋医学では、心身一如-心と体はつながっている-と考えます。
・体の中をめぐる「気(エネルギー)」と「血(栄養)」がバランスよく流れると、心も体も元気でいられます。
・逆に、ストレスや疲れで流れが滞ると、イライラしたり、ドーンと落ち込んだりしやすくなります。
2.女性に多い“こんな不調”に注目!
30〜50代の女性に起こりやすい心のサインを、3つピックアップしました。
- イライラ・ため息が増える
→ 家事や仕事でバタバタ。気づくと「なんでこんなにイライラ…?」 - なんとなくモヤモヤ・ヤル気が出ない
→ 朝起きてもスッキリせず、やる気がわかない日が続く - 夜、寝つきが悪い・ホットフラッシュ
→ 布団に入っても目がギンギン、汗をかいて目が覚める
どれか「あるある!」と思ったら、ちょこっとケアを試してみましょう。
3.おうちでできる“ゆる養生”2つ
専門知識は不要!気楽に取り入れられる2つのヒントです。
① ゆったり深呼吸ストレッチ
- やり方:
- 椅子に座るか、立ったまま背筋を伸ばす
- 手を軽く広げ、鼻からゆっくり息を吸う(4秒)
- 口をすぼめてゆっくり吐く(6秒)
- これを3回繰り返すだけ!
- 効果:イライラやモヤモヤをふわっと落ち着かせてくれます。
② 温かい飲み物でほっこりタイム
- おすすめ:
- 白湯(さゆ)→内側からじんわり温まる。常温は体温より低いことがあるので体温ぐらいの白湯がおすすめです!
- ほうじ茶やカモミールティー→香りもリラックス
- ポイント:
・飲むときはゆっくり、一口ずつ味わって
・夜寝る前の1杯で、スッと眠りやすくなります。
4.かんたんセルフケアを続けるコツ
- 「今日はこれだけ」宣言
- 深呼吸だけ、飲み物だけ…1つ選んでやってみる、でOK!
- 毎日同じ時間に取り入れる
- 朝起きてすぐ、寝る前のリラックスタイムなど、習慣にすると続きやすいです。
- できたら自分をほめる
- 「今日もやった!」と自分を褒めていきましょう!
まとめ
まずは今日から、深呼吸ストレッチか温かい飲み物でスタートしてみませんか?
東洋医学の“養生”は難しくない!
気づいたときにパッとできるケアで、心も体もゆるめていきましょう。
【記事】米倉まな(鍼灸師/産業カウンセラー/オンラインサロンオーナー)
三重県産まれ。不登校や8年間の精神疾患を経て、鍼灸に出会い改善、鍼灸師となる。鍼灸院を営む傍ら、鍼灸師向けオンラインサロンを運営、大学や企業と共同研究を行う。
三重県産まれ。不登校や8年間の精神疾患を経て、鍼灸に出会い改善、鍼灸師となる。鍼灸院を営む傍ら、鍼灸師向けオンラインサロンを運営、大学や企業と共同研究を行う。