【プレスリリース】新型コロナウイルス感染拡大前・後で忙しい女性の“疲れ” に変化「からだの疲れ」に「こころの疲れ」が加わり 4人に3人が“疲れ”の増加を実感

忙しさを感じている働く女性に新型コロナウイルス感染拡大前・後に調査を実施。感染拡大前は“仕事・妻・母親”など役割の多さが「疲れ」を感じる主な原因に。感染拡大後には、“経済・健康・将来”への不安感による「こころの疲れ」が加わり、4人に3人が疲れの増加を感じる結果に。

 「女性のエンパワーメント推進と社会活性化」を目的としているHAPPY WOMAN実行委員会(東京都:以下、HAPPY WOMAN)は、「チョコラBB」を販売しているエーザイ株式会社コンシューマーhhc事業部(東京都:以下、チョコラBB)と共に、 「働く女性のウェルビーイング(心身の幸福)向上」を目的として、働く女性の意識・実態調査を下記の通り、新型コロナウイルス感染拡大前・後の計2回実施しました。この結果の課題解決に向けて、“NEW NORMAL”時代に最適な生き方・働き方を考えるヒントとなる情報を6月・7月に連載にてお届けさせていただきます。

HAPPY WOMAN実行委員会
エーザイ株式会社コンシューマーhhc事業部

目的

働く女性のウェルビーイング(心身の幸福)向上

連載テーマ

【6月】 新しい時代の「幸せな生き方」
【7月】 新しい時代の「幸せな働き方」

調査概要

■対象者: 20~59歳の有職者(パート含む)
【2月】 スクリーニング調査:3,261名  本調査:「忙しい」と感じてる女性2,000名
【4月】 スクリーニング調査:3,442名 本調査:「忙しい」と感じてる女性2,000名
本調査は、20代/30代/40代/50代 各500名を下記4属性別に調査
❶ DEWKS(子供を持つ共働き夫婦)
❷ DINKS(子どもを持たない共働き夫婦)
❸ バリキャリ(管理職以上、婚姻不問)
❹ シングルワーカー(独身)
■調査手法:Web調査(全国対象)
■調査回数:全2回
<第1回>新型コロナウイルス感染拡大前2020年2月 <第2回>拡大後:4月

◆より詳しい調査結果を知りたい方は、こちらにてご覧ください。

調査結果 TOPICS

新型コロナウイルス感染拡大「前」の調査(2020年2月)

働く女性の84%が忙しさを感じると回答
「仕事」「妻」「母親」など役割の多さが主な要因に

 女性の社会進出が進む中、今回の調査では、働く女性(20~59歳)の8割以上が「忙しさを感じる」と回答。担っている役割としては「仕事」に続いて「妻」「母親」といった家庭での役割があがり、複数の役割をこなしていることが忙しさに繋がっていると考えられます。

特に子供を持つ共働き夫婦の女性は9割以上が忙しさを実感
「仕事と家庭の両立」の課題が浮き彫りに

 ライフスタイル別に見ると、特にDEWKS(子供を持つ共働き夫婦)では、「9割以上」が忙しさを感じており、他セグメントと差をつけて多くなっています。背景には「仕事」「妻」「母親」など、役割の多さが忙しさの要因になっていると考えられます。

 忙しさの原因を見ると、結婚しているDEWKS、DINKSでは「仕事と家事の両立」があがり、共通して「自分の自由な時間が取れない」と感じている人が多いことがわかりました。

 女性たちが出産後に退職している率「46.9%」(平成30年11月 内閣府男女共同参画局調べ)がなかなか下がらない要因である「仕事と家事の両立」の問題に繋がっていることが想定できます。

新型コロナウイルス感染拡大「後」の調査( 2020年4月)

新型コロナウイルス感染拡大後における働き方・ライフスタイルの大きな変化の中でからだ・こころの疲れを「より」感じるようになった女性は74.1%

 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う「緊急事態宣言」により、今までに経験したことのない外出の自粛やテレワークなど、働き方・ライフスタイルに大きな変化が起こりました。これにより、からだやこころのいずれかの疲れが増加した女性は74.1%を占め、こころもからだも疲れている人が増加したことがわかります。

からだの疲れは仕事・業務量の増加に加え「食事を用意する回数増加」などの家事負担が原因。こころの疲れは経済、健康、将来への不安感が原因

 新型コロナウイルス感染拡大後、からだの疲れをより感じるようになった原因としては、仕事・業務量の増加、運動不足、食事を用意する回数増加などが挙げられました。こころの疲れでは、経済面、健康、将来など先行きの見えない不安が要因として上位に挙がっています。

 新型コロナウイルス感染拡大後、感じることが増えた症状としては「イライラする」「ヤル気が出ない」などこころの面だけでなく、「疲れやすい」「疲れが取れない」「肩や首筋のこり・痛み」「目のトラブル」など具体的なからだの症状も増えています。

総括

⼥性の社会進出は進み、忙しさや疲れも増加中。”NEW NORMAL”時代は男⼥共に成⻑し、サポートしあえる絶好のチャンス︕

小川 孔一 HAPPY WOMAN実行委員会 実行委員長

 今回の調査では、働く⼥性の84%が疲れを感じ、「仕事」「妻」「母親」など、役割の多さが忙しさの原因であると分かりました。さらに、新型コロナウイルス感染拡大後には、経済や将来への不安によるこころの疲れに加え、仕事・業務量の増加、食事の用意回数増加などによるからだの疲れも増えていることも分かり、「仕事と家庭の両立問題」「役割分担問題」が如実に現れる結果となりました。

 家事、育児や子育ては女性の役割、という日本社会のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)によって、今までは女性の方がキャリアを犠牲にせざるを得ない状況にありました。今後、テレワークの普及など新しい働き方によって、男女共に子育てしやすい環境となり、家事も分担することで、女性が活躍し続けられる社会作りや日本の課題でもある少子化対策にも繋がると考えられます。

 ポストコロナの新たな⽇常“NEW NORMAL”時代においては、男⼥共に幸せを感じながら働き、⽣きていける環境づくりが求められていきます。今回の調査結果を活かし、皆さんの幸せに繋がる情報をお届けして参ります。

【6月】 新しい時代の「幸せな生き方」

幸福学研究( Well-Being Study)の第⼀⼈者である前野教授ご夫妻がアドバイス「忙しくても“幸せ”を感じる⽣活の送り⽅〜忙しさと疲れはココロから〜」

 今回の調査結果の通り、⼥性の「忙しさ」が増加し、ストレスや疲れが増えている中、幸せを感じる⽣活を送るにはどのように過ごすことが大切なのか。そこで、近年話題の「ウェルビーイング(Well-Being)」に注⽬してみました。

 幸福学研究(Well-Being Study)の第⼀⼈者でもある前野隆司先⽣(慶應義塾⼤学⼤学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)と前野マドカさん(同研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員)ご夫妻にアドバイスをいただきました。

 スケジュールが驚くほどビッシリ⼊っている前野先⽣ですが、忙しさによる疲れやストレスを感じることなく仕事に取り組まれ、充実した毎日を過ごされています。また、ご夫婦で過ごす時間が⻑いお⼆⼈ですが、ケンカをしないそう。

 忙しくても“幸せ”を感じる生活を送る、その秘訣とは︖

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今後の展望

HAPPY WOMANはチョコラBBと共に、「働く女性のウェルビーイング(心身の幸福)向上」を目的に、新たな日常 “NEW NORMAL”時代に最適な生き方・働き方を考えるヒントを6月・7月にお届けします。

次回7月は、“新しい時代の「幸せな働き方」”をテーマに情報をお届けする予定です。是非ご覧ください。

新しい時代の幸せな生き方・働き方を考える 〜女性のウェルビーイング向上に向けて〜

チョコラBBブランドは “疲れた時と肌荒れに”「チョコラBBプラス(第3類医薬品)」や、“つらい疲れに”「チョコラBBローヤル2(指定医薬部外品)」など商品の販売を通じて、すべての女性のキレイと元気を応援し、イキイキと輝ける社会の実現を目指していきます。

お問い合わせ

HAPPY WOMAN実行委員会(事務局:一般社団法人ウーマンイノベーション)

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