【絵本で伝えるSDGs】わたしがかわる みらいがかわる SDGsはじめのいっぽ

私たちの生きる世界だけではなく、子どもたちが活躍する未来をより良くするために

HAPPY WOMAN®️は、女性のチカラ、母子の対話を通じて、私たちの生きる世界だけではなく、子どもたちが活躍する未来をより良くしていきたいという願いで、『持続可能な開発目標(SDGs)』の活動を展開してきました。

この度、外務省で、SDGs推進本部をはじめ政府による国内外のSDGs推進に関する企画・立案に取り組み、HAPPY WOMANの活動にも参画してきた原 琴乃氏(インタビューページはこちら)が、幼少期より絵本作家として活動してきた経験を活かし、SDGsの絵本を出版(汐文社刊)しました。

2015年9月に国連で採択された『持続可能な開発のための 2030 アジェンダ』やそこに掲げられたSDGsが目指すのは、「子どもたちに投資し、すべての子どもが暴力や搾取から解放される世界」であり、子どもは、「守られるべき脆弱な人」としています。同時に、「変化のための重要な担い手(critical agents of change)」とも掲げられています。子どもたちは、目標そのものであるだけでなく、目標を実現する担い手でもあり、彼らの創造性と行動力を開花させ、活かしていくことが大切です。

この絵本は、子どもたちが幼い時から、自らの力で持続可能な成長や社会づくりの担い手として成長していくためのきっかけをつくっていきたいとの願いから企画したものです。絵本を通じて、家庭、保育園・幼稚園・小学校、サークルなどで楽しく対話をしながら、ともすれば解りにくい・教えにくいSDGsの基本的な考え方を理解し、身近な暮らしの中で行動していくことを目指しているそうです。

SDGsは国際社会みんなで合意した未来ビジョンであり、日本でも、ようやく広く認知されるようになっています。その一方で、日本は、かねてより、最先端の技術のみならず、自然と共生する精神や、伝統的な文化・技術や暮らしの知恵も活かしながら、国際社会が直面する課題を率先して解決してきました。この絵本では、これらも大切にしながら、幼児期からはじめられる3つの姿勢と具体的な行動を紹介しています。また、SDGsの目標がお互いに「つながる」中、私たち自身も学校・地域・世界のみんなと「つながる」ことで、小さな行動を大きな力に変えていく大切さも伝えています。

『2030 アジェンダ』は SDGsを掲げるにあたり、「人類と地球の未来は我々の手の中にある。そしてまた、それは未来の世代にたいまつを受け渡す今日の若い世代の手の中にもある」と謳っています。それは、子どもたちを持続可能な成長と社会づくりの担い手に育成していけるかにかかっています。そのことを胸に、この絵本を通じて、保育園・幼稚園、学校、そしてご家庭でも、子どもたちと共にSDGsに取り組んでいけたらと願っています。

【著者のことば】

子どもたちの未来をつくるアイデアとチカラは無限大。一緒に考え、私たちも学びながら、ともにより良い社会と地球をつくりたい、その願いが絵本というかたちで実現したことを、とても嬉しく思います。

原 琴乃

外務省 国際協力局
国際保健政策室 国際保健政策調整官

2005年外務省入省。発展途上国のODAプロジェクトや東京五輪招致活動、欧州外交、伊勢志摩サミットを含むG7/G20サミットなどを担当。2017年夏から2年間、国際協力局地球規模課題総括課首席事務官等の立場で、SDGs推進本部をはじめ、政府による国内外のSDGs推進に関する企画・立案に取り組む。

【推薦のことば】(絵本より転載)

ほんの少しの気づきと勇気で私たちの日常は確実に良くできます。SDGsはそのための手がかりです。この絵本は未来を担う子どもたちの大きな学びの後押しになるものと確信します。

星野俊也

大使・国際連合日本政府代表部次席常駐代表(SDGs担当、大阪大学元副学長)

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作者の原琴乃さんは、外務省で国内外の持続可能な開発目標(SDGs)推進を担当してきた、言わばSDGsの第一人者です。この一冊を通じて、ともすればわかりにくい・教えにくいSDGsの基本的な理念を理解し、具体的な行動を身につけていくことができます。
原琴乃 (著・監修)/山田基靖 (監修)/MAKOオケスタジオ (イラスト)/出版社: 汐文社

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