現代社会では、ストレスや不安、うつ病などのメンタルヘルスの問題が増加しています。世界保健機関(WHO)によると、うつ病は世界中で主要な健康問題の一つであり、2020年には障害を引き起こす主要な原因の一つとされていて。特に都市部では、仕事のプレッシャーや生活の忙しさから、メンタルヘルスの問題が深刻化しています。
世界的な問題ではあるのですが、特に日本に限っていうと、メンタルヘルスの問題は近年増加傾向にあります。過労や職場のストレス、社会的な孤立感経済的な不安や、社会の高齢化など、様々な問題が複雑に絡み合いメンタルヘルスの問題が深刻化しているようです。
日本は、経済的には豊かな国であり、健康寿命も長いのですが、幸福度ランキングでは他の先進国と比べてやや低い位置にあります。2023年の報告では、日本は世界で47位にランクされています。この順位は、経済的な豊かさに比べて低いと感じる人も多いです。
幸福度が低い理由は?
以下がその理由として挙げられています。
社会的孤立
日本では、特に都市部での社会的孤立が問題となっています。高齢化社会の進展に伴い、一人暮らしの高齢者が増加しており、また、若者でも孤独を感じる人が多いです。社会的なつながりが希薄になると、幸福感が低下する傾向があります。
長時間労働と仕事のストレス
日本は長時間労働が一般的であり、仕事のプレッシャーが大きいです。これにより、仕事と生活のバランスが取りにくくなり、ストレスが増加。過労や職場でのハラスメントも、メンタルヘルスに悪影響を及ぼして。
経済的不安
経済的には豊かな国であるものの、将来の経済的不安を感じる人は多いです。特に若者は、就職やキャリアの不安、住宅ローンや教育費の負担など、経済的なプレッシャーを感じています。
メンタルヘルスの問題
メンタルヘルスの問題が増加しており、幸福度に影響を与えています。精神的な健康に対する社会的な理解やサポートがまだ十分ではなく、偏見も残っています。
文化的要因
日本の文化では、個人の幸福よりも集団の調和や義務を重視する傾向があります。自己表現や個人の自由が制限されることがあり、これが個人の幸福感に影響を与えている可能性があります。
自然災害の影響
日本は地震や台風などの自然災害が多く、これが生活の不安定さを増し、幸福感に影響を与えることがあります。これらの要因が複合的に絡み合い、日本の幸福度が低くなる一因となっています。
これらの要因が複合的に絡み合い、日本の幸福度が低くなる一因となっています。幸福度を向上させるためには、社会的なサポートの強化や働き方改革、メンタルヘルスへの理解促進など、多方面からのアプローチが必要です。
ですが、政治や社会的な情勢の変化を待っていたら、私たちはどんどん年老いて行きます。
今、私たち自身が少しでも前向きに明るく幸せに生きていくために、できることって、何でしょうか。
それがマインドフルネス
著者は昨年末に肺がんかも…という告知を受け、その時はまだ病理検査を行なっていないので、限りなく怪しい…という段階でしたが、その時、しかし思った以上に自身の心は平穏でした。たとえ、余命がいくばくかであっても、むしろ、きちんと向き合っていこうと、とさえ思えたのでした。
なぜ、そのように思えたのか?詳しいことはわかりませんが、理由の一つに毎朝のルーティーンとして、1年365日欠かさずにヨガと瞑想をセットで行なっているからではないか…と思うようになりました。
以下が瞑想(マインドフルネス)を行うことのメリットです。
1.ストレス軽減
マインドフルネスは、ストレスを軽減し、心の安定をもたらす効果があります。現代社会では、仕事や人間関係などで多くのストレスを抱えることが多いため、マインドフルネスの実践が重要です。
2.集中力の向上
瞑想やマインドフルネスは、注意力を高め、集中力を向上させることができます。これにより、日常のタスクをより効率的にこなすことが可能になります。
3.感情のコントロール
自分の感情を客観的に観察することで、感情の波に飲み込まれることなく、冷静に対処できるようになります。
そうなんです。筆者はまさしく、このメリットを享受できているのでした。そんな自身の体験があって、ぜひ瞑想(マインドフルネス)を皆さまにご紹介したいのです。
騙されたと思って、1日5分で良いので、1〜2週間やってみてください。変わった、と実感できるはずです。
瞑想(マインドフルネス)具体的な実践方法は?
1.呼吸に集中する
簡単な方法として、数分間、呼吸に意識を集中させることから始めてみましょう。息を吸うときと吐くときに意識を向け、心がさまよったら優しく呼吸に戻します。
2.ボディスキャン
仰向けに横たわり、足先から頭のてっぺんまで、体の各部分に意識を向けていきます。体の感覚に注意を払い、リラックスを促します。
ただ、これだけです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
I know you’ll be fine. Good luck!