誰もがいきいきと働くウェルビーイングな社会に向けて
〜先進企業のジェンダー平等への取り組み〜
後援:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
2023年3月8日の国際女性デーに、ウェスティンホテル東京で開催された『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA 2023』。第1部は表彰式、第2部にはセミナーが執り行われました。
報道
日経新聞|2023年3月20日朝刊
TBS NEWS|2023年3月8日
開催レポート
「積水ハウス株式会社では、2005年から新卒の女性営業を積極採用し、2014年から女性管理職を育成しています。「家族ミーティングシート(各家庭における家事育児分担の詳細)」を作成して会社が共有し、9月19日を「育休を考える日」に制定するなどして、男性社員の育休(1ヶ月以上)の取得実績も100%を達成しました」(山田実和氏)。
「株式会社電通グループでは、” an invitation to the never before.(多様な視点を持つ人々とつながりながら、かつてないアイデアやソリューションを生み出し、 社会や企業の持続的な発展を実現するために存在する)”をパーパスとして掲げ、性別のみならず、人種差別その他、あらゆる差別を容認しないことを行動憲章にも明言しています。”DEI(Diversity, Equity & Inclusion)は競争力の源泉である”と考え、ジェンダー平等をはじめとするさまざまなDEIプロジェクトを実行中。今まさにDEIを事業活動のOSとしてインストールしたところです」(北風祐子氏)。
「株式会社りそなホールディングスでは、勤務時間もしくは業務範囲のいずれかを限定できる”スマート社員”という新職種を設け、社員・スマート社員・パートナー社員間で共通の職務等級・人事評価制度を導入し、社員登用や職種転換をしやすくしています。2020年に女性ライン管理職(部下のいる管理職)における女性比率は30%を達成しましたが、経営職層における女性比率の向上が今後の課題です」(杉本仁美氏)。
男性育休取得の推進や男女間賃金格差の解消など、企業のジェンダー平等への取り組みは、働く人のウェルビーイング向上に、より良い社会の構築にもつながります。ジェンダーギャップには制度や慣行にもとづく構造的な課題があり、その推進には粘り強い努力と知恵が必要となります。先進企業の事例を参考に、誰もが幸せに働き、生きられる社会について考えていただく機会になったセミナーでした。
国際女性デーセミナー|HAPPY WOMAN SEMINER 2023 入場無料(予約制) ■日程:2023年3月8日(水) ■会場:ウェスティンホテル東京「桜(B1)」 17:05〜17:35 セミナー1 誰もがいきいきと働[…]