ちゃんの予防接種は、生後半年で14回以上にもなる。「次はいつ、何を受けるんだっけ?」と混乱することもあるという。そんな複雑な予防接種の管理を簡単にしてくれるアプリが、『予防接種スケジューラー』。「“予防接種マラソン”に苦労するママたちをサポートしたいと、小児科医団体と共同で開発しました」と語るドコモ・ヘルスケア株式会社の太田裕子さん。生年月日を登録するだけで接種すべきワクチンが一目でわかり、接種の予約をすると事前にアラートで教えてくれる機能は、忙しいママにとって何よりの助け。累計100万ダウンロード以上を記録し、今では0歳児ママの4人にひとりが利用している。
医療現場からの声で開発されたもうひとつのアプリが、『育ログ』。睡眠、授乳、体温、排せつ等々、日々の育児記録がシールを貼るように片手で簡単に記録できる。「小児科に来るママたちが、病状が出始めた時期や家での症状をなかなか正確に伝えられない、という医師の声が開発のきっかけでした」。スマホに記録してあれば、数日前からの体調変化を正確に伝えられる。病院へ連れていくのがパパやおばあちゃんの場合も、メールで簡単に情報をシェアできるのも嬉しい。
自身も二児の母である太田さんも、二つのアプリを愛用。「アプリが通知や記録という形でサポートしてくれるという“安心感”が、家事や仕事に集中するためにも役立っています」。育児アプリは、そんな気持ちの余裕も生み出してくれる。
予防接種スケジューラー
小児科医団体との共同開発のため、年々変化するワクチンの種類や接種のルールにも対応。副反応に関する記載など、理解を深める情報も提供してくれる。
育ログ
毎日の記録は自動でグラフ化され、子供の生活リズムを掴むのにも役立つ。「マザーズセレクション大賞」など、数々の賞を受賞した。