お鍋で食料自給率を考える|農林水産省

肌寒い季節になると食卓にのぼることが増える鍋料理。
旬の食材を使えば、食料自給率アップに貢献できます。

日本を応援! 鯛つみれで
《国産たくさん鍋》

材料(4人分)

白菜 1/2個
かぶ 1個
春菊 1束
大根 1/3本
さつまいも 1本
ねぎ 1~2本
■ だし
昆布 10g
水 1リットル
酒 50cc
醤油 大さじ1
■ 米粉鯛つみれ
鯛 1切れ
ねぎ 1/2本
米粉 大さじ2
すりおろし生姜 小さじ1
みりん 小さじ1
卵白 1個分
塩 少々

作り方

1:鍋に水と昆布を入れ、約30分~1時間漬け置きしてから、中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出し酒と醤油を加えます。
2:野菜は食べやすい大きさに切ります。
3:米粉鯛つみれを作ります。鯛は皮を取って細かくたたき、ねぎはみじん切りにしてボウルに入れAを加えて混ぜます。
4:1を再度沸騰させ、野菜を加えます。空いた場所へ3のつみれをスプーンで小さなボール状に丸めながら落とし、蓋をします。
5:材料に火が通り、野菜がくたっとしたらできあがり。


フワフワ、もちもちの鯛つみれが入った美味しそうなお鍋。その裏には食料自給率向上という国家的プロジェクトが隠れている。「すべて国産の食材で作ることができる、《自給率100%鍋》なんですよ」レシピを開発したのは、農林水産省に勤務しながら、フードアナリストや食生活ジャーナリスト、野菜ソムリエとしても活躍する松本純子さん。

食べることが大好きで、食に関わる仕事を一生続けたいと思い選んだのが農林水産省。四国・中国地方での勤務を経て現在は本省の大臣官房広報評価課報道室で働く。大臣会見の対応など農政の中枢に関わりながら、クックパッドの農水省公式ページのレシピ開発も担当し、個人でもブログなどで食に関する情報を発信。

「情報を発信すれば反応が返ってくる。それを政策に活かし生産者に還元できる。生産から食卓まですべてに関わり、生産者と消費者をつなぐのが夢なんです」と語る。
日本の食料自給率は38%。平成37年度までに45%を目指している。家族で鍋をつつきながら、食料自給率や地産地消について話し合う、そんな自然な「食育」にも役立つレシピを、ぜひこの冬の献立に取り入れてみては。

農林水産省のキッチン(クックパッド)

農林水産省の公式キッチンでは、紹介した食料自給率向上に繋がる鍋のほか、旬や話題の食材を使用したレシピや地方に伝わる郷土料理などを掲載している。
https://cookpad.com/kitchen/11469357

食と農と妄想レシピ

松本純子さんのオフィシャルブログ。好きな人に料理を作ることを想定した「妄想レシピ」などユニークな企画のほか、東京都内の貸農園での農作業レポートなど、松本さん自身が楽しみながら食や農に関わる様子が伝わってくる。
https://lineblog.me/matsumotojunko/

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