倉木 麻衣氏|インタビュー

HAPPYの輪を広げる私たちの応援ソング

10代での鮮烈なデビュー以降、18年間に亘りヒットを飛ばし続け、CDのトータルセールス2000万枚超、単独ライブ公演300回越えなど、シンガーとして数々の記録を打ち立ててきた倉木麻衣さん。音楽活動を支えるイキイキ・ワクワクの源、そしてHAPPY WOMANのテーマソング制作にかける想いとは。

 
今年7月に、「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」記録でギネス世界記録®認定を受けた倉木さん。その記録に象徴されるように、デビュー以降休むことなく精力的に音楽活動を続けてきた。飽くなき歌への情熱の原点とは?

「音楽好きの祖父にマライア・キャリーのCDを聴かせてもらって、自分もこんな風に歌ってみたい!と思ったのが始まり。祖父の家のカラオケセットで、親戚のみんなに歌を披露すると、”上手だね!“ってみんなニコニコして楽しんでくれた。自分が歌う事で、誰かが笑顔になってくれる喜びを知ったのはその時ですね。

 中学生になって、マイケル・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンに出会い、こんなにも歌で感動を与えるができるんだ! と衝撃を受けて、シンガーを志すようになりました。中学生の頃から、デモテープを作っては色々な音楽事務所に送って。それが、デビューのきっかけです」

 自ら夢を掴み取り、17歳で日本デビューすると、以降シングル41作連続オリコン10位入りの記録を樹立(ソロ・アーティスト歴代1位)。さらに、中国、韓国や台湾でのライブなど、活躍のフィールドは海外へも広がる。

 一方音楽以外にも、カンボジアへの寺子屋建設プロジェクト等の社会活動、母校である立命館大学の産業社会学部客員准教授就任など、幅広く社会との繋がりを持つ。そして今回「HAPPY WOMAN」では、一般から公募した女性達と一緒に歌詞を共創し、テーマソングを制作する。

「7月、8月とワークショップをやらせていただき、約30名の女性のみなさんと、テーマやフレーズを一緒に考えてきました。これまで、CDやライブ、ブログなどを通じてみなさんにメッセージを発信してきましたが、ワークショップというのは初めての試み。やってみてとても勉強になりましたし、こういう形で発信もできるんだと、私自身新しい経験が自信に繋がりました。

 みなさんから出てくる伝えたい想いやテーマは、どれも前向きで力強く、ステキな言葉が溢れていて感激しました。全部ステキすぎて削りたくないから、まとめるのが大変です(笑)。
 みなさんの言葉から浮かび上がってきたテーマは、様々な環境で日々がんばっている女性たちみんなを元気づけられる「私たちの応援ソング」。自分自身を鼓舞しハッピーにすることで、自分の周りの人にも笑顔が広がっていく……、そんな《HAPPYの輪》を表現できる楽曲にしていきたいな、と考えています」

 ワークショップでは、参加者と活発に言葉を交わし、誰よりもこの取り組みを楽しんでいるように見えた倉木さん。そんな彼女のイキイキ、ワクワクの源とは。

「音楽を通して、人と出会うこと、繋がることですね。私の歌を聴いて、『元気がでました!』という声をもらうのは何よりの喜びだし、また新しい楽曲で、みなさんにパワーをお返ししたい!と思います。  
 音楽を作る時は、いつもポジティブなメッセージを込めて発信したいと思っています。大切にしているのは“We make our future better”の精神。今回のテーマソングは、まさにその言葉の通り。みんなで作りあげた歌でHAPPYの輪を広げていきたいと思います」

倉木麻衣

Profile

倉木 麻衣

1982年10月28日生まれ。99年10月、16歳で“Mai-K”名義の『Baby I Like』で全米デビュー。同年12月に『Love, Day After Tomorrow』で倉木麻衣として日本デビュー。デビュー作からミリオンヒットを続け、1stアルバム『delicious way』はセールス400万枚を記録。これまでにシングル41作、オリジナルアルバム11作をリリース。また、2000年よりアニメ『名探偵コナン』の主題歌を21作担当し、2017年7月にギネス世界記録に認定。『名探偵コナン』とのコラボレーション全21曲を収録したベストアルバム「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-」が10月25日に発売。